投稿者: TAMURA Hiroshi

  • アジアの断絶

    とりあえず、冒頭に「War-Gamers Advent Calendar 2020」へのリンクを張っておく。 人生最初の海外旅行が、よりによって、これだった。加えて、大阪と北海道のハーフとして生れ育ち、冷戦末期の1980 […]

  • ソリューションとクソリューション

    先週の続き。なにがしかの問題を解決する策をソリューションと言うが、日本ではソリューションとは名ばかりの、「頑張りましょう」「気を付けましょう」と言うだけのクソリューションが横行している。これもまた、日本人の貧乏臭さが関係 […]

  • 貧乏臭さの功罪

    日本人の気質は「貧乏臭い」、この一言に尽きる。単純に「貧乏」なのではなく「貧乏臭い」というのがミソで、リソースを極限まで使い倒す、というのが習い性になっている。耕作が可能な土地が乏しいがゆえ、古くから二毛作が行われてきた […]

  • 亜州卓上戦棋定点観測:2020年11月

    The Hong Kong Society of Wargamersの定例会報告 2020年11月7日 公式サイト記録 Facebookアルバム 「15mm Napoleonic Battle of Talavera u […]

  • 長い江戸時代・その4

    江戸時代には、「同じ職場で同じ面子で同じ仕事をずーっと続けてゆくのが真っ当な働き方」という労働観が確立したのと同時に、「同じ場所にずーっと代々住み続けるのが真っ当な生き方」という人生観も確立した。日本人の持ち家信仰も、そ […]

  • 長い江戸時代・その3

    江戸時代に確立した、「同じ職場で同じ面子で同じ仕事をずーっと続けてゆくのが真っ当な働き方」という労働観は、2000年頃を境にどんどん崩れてしまっている。このことは、忠臣蔵の人気凋落からもうかがえる。 忠臣蔵の人気が凋落し […]

  • 長い江戸時代・その2

    江戸時代のパックス・トクガワーナは、戦国時代の実力主義だけど戦乱続き、を否定する所から始った。それゆえ、人間集団をどんどんどんどん細分化していって、同じ小集団にずーっと所属し続けてゆけば、誰でも能力の優劣を問わず、一応食 […]

  • 長い江戸時代・その1

    日本の歴史は400年周期で大変動する、という説が存在する。800年頃に平安京が作られ、1200年頃に武士の政権が成立して、1600年頃に江戸の都市開発が始った。いずれも、日本の歴史における大きな転換点だったと言えるだろう […]

  • 亜州卓上戦棋定点観測:2020年10月

    The Hong Kong Society of Wargamersの定例会報告 2020年10月17日 公式サイト記録 Facebookアルバム Facebookアルバム Facebookアルバム 「Campaign […]

  • 需要と供給

    需要と供給はニワトリと玉子の関係のようなもので、どちらが先とは言い難い。現物を実際に見てから初めてそれが欲しくなることは、いくらでもある。加えて、人は同じ物をずっと求め続けるとは限らず、急に飽きることもある。 自由主義の […]

  • 資本の引力

    あらゆる物体は引力を持ち、質量の大きな物体ほど強い引力を持つ……というのが万有引力の法則だが、資本もまた、ある種の引力を持つと言えるだろう。 何らかの商売をするにあたっては、元手が大きいほど、沢山作れる、沢山仕入れられる […]

  • 帝國陸軍の対ソビエト両面感情

    20世紀に世界で最も大きな影響を与えた思想であるマルクス主義、そして20世紀に世界で最も大きな影響を与えた革命であるロシア十月革命は、もちろん日本にも大きな影響を与えた。その中でも最も大きく影響を受けたのは、1960年代 […]

  • レーニンの前倒し革命

    20世紀に世界で最も大きな影響を与えた革命は、間違いなくレーニンによるロシア十月革命だろう。が、それはマルクスが予測したような、人類が有産階級と無産階級とに二極分化したことによって起きたものではなかった。そうした二極分化 […]

  • マルクスの黙示録

    20世紀に世界で最も大きな影響を与えた思想は、間違いなくマルクス主義だろう。が、マルクス主義とは何だったのか、という問いには、いまだ明確な答えが出ているとは言い難い。その原因としては、マルクス主義が大きくふたつのパートに […]

  • 亜州卓上戦棋定点観測:2020年9月

    The Hong Kong Society of Wargamers公式掲示板の画像付きスレッド等(9月19日に予定していた定例会は新型コロナウイルス感染症対策のため中止) Legend of the Condor He […]