投稿者: TAMURA Hiroshi

  • 支那の見方・その12

    支那の広大な土地と膨大な人口の産物として、前々回は上からの管理術である中央集権体制を、前回は下からのサバイバル術である宗族エゴイズムを挙げたが、今回の内容はその続き。 支那は、広大な土地の中で宗族エゴイズムに基づいて勝手 […]

  • 支那の見方・その11

    前回は、支那の広大な土地と膨大な人口の産物として中央集権体制を挙げたが、今回はその続きで、もうひとつの産物である宗族エゴイズムの話。 産業革命以前の、通信手段も移動手段も未発達だった時代の支那では、政府による広大な土地と […]

  • 支那の見方・その10

    年明けからズルズル続いてきた本稿も今月がラストスパート。前回までは支那人の天下観を話の中心軸としていたが、今回からは天下観をベースとした支那人の社会観・人間観にまで話を拡げる。 清朝末期まで、支那人は「我々は全ての国々が […]

  • 亜州卓上戦棋定点観測:2020年2月

    The Hong Kong Society of Wargamersの定例会報告 2020年2月8日 Facebookアルバム 「Pax Pamir」「DBMM Tiger Room Class B Competitio […]

  • 支那の見方・その9

    前回の内容は漢民族の天下観と満独・越独だったが、今回の内容はその続き。 天下が複数の国々に分裂していて、それぞれの国の王が同時代に複数並び立っていても、唯一にして正統なる統治者である皇帝の「天下全体を統治する者の徳」を継 […]

  • 支那の見方・その8

    前回の最後、漢民族の天下観をろくすっぽ知らなかったがゆえに、20世紀の前半に大失敗をやらかしたのが日本、と締めくくったが、今回の内容はその大失敗の詳細な解説。 清朝末期までの支那人にとって、支那とは「全ての国々がひとつに […]

  • 支那の見方・その7

    前回は、支那人にとっての「天下」という話から若干寄り道して、支那人にとっての「王」と「皇」を俎上に載せたが、今回からは再び支那人にとっての「天下」について掘り下げる。 始皇帝以降、清朝末期に至るまで、支那人にとっての「天 […]

  • 支那の見方・その6

    前回の内容は、日本人と支那人での三国時代の受け取り方の違いだったが、今回の内容はその続き。まずはちょっと質問をひとつ。「王」と「皇」は、どう違う? 日本ではカトリックの「Pope」を「法王」と訳したり「教皇」と訳したりす […]

  • 亜州卓上戦棋定点観測:2020年1月

    The Hong Kong Society of Wargamersの定例会報告 2020年1月4日 Facebookアルバム 「宋金戦争」「1/3000 Victory at Sea & Modern Nav […]

  • 支那の見方・その5

    前回の最後、支那人にとっての支那のイメージは、依然として「全ての国々がひとつに統合された「天下」」というイメージがベースになっている、と締めくくったが、具体的な事例を挙げてみる。 支那の歴史で、日本人が最もよく知っている […]

  • 支那の見方・その4

    前回までは「支那は、国ではなく、それ自体がひとつの世界である」という本稿のメインテーマの説明に充てていたが、今回からは、そのメインテーマからどんどん話を発展させる。 20世紀に入るまで、支那人の大部分にとっては、支那が「 […]

  • 支那の見方・その3

    前回の最後、「支那は、国ではなく、それ自体がひとつの世界である、と見るべきなのだ」と締めくくったが、まだ納得できていない者もいるだろう。というわけで今回は、なぜ、支那はそれ自体でひとつの世界であると見るべきなのか、という […]

  • 支那の見方・その2

    前回の最後、「支那は、国ではない」の一言で終ったので、えええええ〜っ!?と思った者もいるだろう。国じゃないんだったら一体なんなんだよ!?と、疑問符が飛び回っていてもおかしくはないが、今回はその疑問に答えるため、まず、支那 […]

  • 支那の見方・その1

    さて、先日予告した通り、年明けからちょっと長めの話を、何回かに分けて連続して投稿する。テーマはズバリ、支那。 21世紀に入ってから、支那の擡頭が著しい。ゆえに、支那とは地理的に近い日本で生れ育ってきた日本人は、好むと好ま […]

  • 亜州卓上戦棋定点観測:2019年12月

    The Hong Kong Society of Wargamersの定例会報告 2019年12月7日 Facebookアルバム 「Mr. Madison’s War」「Polis」「Holdfast: Ea […]