旅日記:サンフランシスコ

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2009年6月18日
無料の朝食はマフィン3種とオートミールとオレンジジュースとコーヒー。オートミールを食うのは初めてだったが、食えないものではない。
ケーブルカー乗り場へ。既に行列ができてきている。
ケーブルカーが到着するが、あまり乗ろうとする人がいない。不思議に思いながら列の前の方で乗ろうとしない人達を抜いて後部デッキに立ち乗り。
発車。ダウンタウンのパノラマがどんどん広がってゆく。絶景。高尾山のように上になるほど傾斜が急になる。
ピークを越えてロシアンヒルを下って行く。と、終点に到着。フィッシャーマンズワーフに行くパウエル-ハイド線ではなく、パウエル-メイソン線だった。道理で乗る人が少なかった。
フォート・メイソンまでベイストリートを西に歩く。フォート、と言うくらいだから、ハワイのフォート・デルッシのように軍関係の何かがあるかと思ったら、案の定、案内板によると海辺に砲台が残っている。ただし、現在は一帯が宿泊施設になっていて、砲台跡もホステルの裏手になっているようなので立ち寄らず、金門橋行きのバス停を目指す。
丁寧に刈り取られた芝生の丘に設けられた小道を進むと、遥か向うに、霧に包まれた金門橋が見える。
鳥肌が立ったのは、丘の上を駆け抜ける風のせいだけではなかった。
28番バスに乗って金門橋へ。橋のたもとの展望台で下車。周囲は全て霧に包まれていて、このあたりだけ晴れている。
あまり撮影には適していないが、それでもしばらくカメラを手に歩き回る。
DSCN0757m.jpg


再び28番バスに乗るが、フォート・メイソン方面とは逆方向行きだったので、ゴールデンゲートパークを過ぎた所で下車。ミュニメトロのNラインでマーケットストリートまで戻り、Fラインでフィッシャーマンズワーフへ。
ケーブルカーのパウエル-ハイド線で再び後部デッキに立ち乗り。今度はワーフのパノラマがどんどん広がってゆく。これまた絶景。
ケーブルカー博物館前で下車。
DSCN0760m.jpg


そもそもはケーブルカーのケーブルを集中的に管理して動かす施設で、入場料も無料なので、あまり見るべきものは無いかと思って大して期待せずに入ってみたのだが、あまりにも凄すぎてびっくり。1ドル寄付。

歩いてストックトンストリートのチャイナタウンへ。溢れ返る漢字の看板と坂道。香港の中環みたい。住民は国民党系らしく、歩道脇で支那共産党への抗議活動を行っているグループや、青天白日旗を掲げた建物が見えるが、DVD屋には支那のテレビドラマを収録したもの(タイトルが簡体字)が圧倒的に多い。

トンネルを抜け、ユニオンスクエアで38番バスに乗り、今度はジャパンタウンへ。
ここもロサンゼルスのリトル東京と同様、ひっそりとしていて、一部、韓国系の店が入っている。

ジャパンセンターに入り、紀伊國屋へ。リトル東京の店よりも規模が大きく、下手な日本の書店よりも大きいくらい。
明日こそはアムトラックでシカゴへ出発するのだから、今日の内にカリフォルニアロールを食ってみたい。が、このあたりの飲食店にあるのはフツーの日本食ばかり。アメリカナイズされたスシは見当らない。
3番バスでユニオンスクエアへ戻り、歩いてホテルへ。
夕方、Fラインでワーフへ。ピア39でカリフォルニアロールを探し回る。案内板を見ると奥の方に「マッド・フィッシュ・スシ」という店を発見。さぞかしマッドなフィッシュのスシを食わせてくれるのだろうと思ったのだが、開店準備中だった。アルカトラズ島が見える海辺でたそがれる。

水流が速い。近くのデッキには大量のアザラシ。大して動きもせずにオウオウオウオウ唸っているだけのアザラシ目当てに鈴なりの観光客。楽な商売だな。
ワーフを西へ。表通りは土産物屋とかばっかり。
裏通りでようやく「ムード」というタイ料理とスシを出す店を発見。カリフォルニアロールとシーザーサラダを注文。カリフォルニアロールは良かったが、シーザーサラダにゆで卵が入っていない。粉チーズもかかっていない。
Fラインでフェリービルディング前へ。アムトラックのバスの待合所に入り、明日のシカゴ行きカリフォルニア・ゼファー号のルーメットを予約。ホテルに戻り、シカゴのホテルを予約。
MacBookのセキュリティ・アップデートを済ませて再起動すると、iTunesがiPhoneを認識するようになった。良かった良かった。

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