カテゴリー: 言いたい放題
可処分時間と関心経済
21世紀に入ってから、エンタメのコンテンツは多チャンネル化・多種多様化が加速し、それによってコンテンツの提供者間における「可処分時間」の奪い合いも激化している。そして、可処分時間の奪い合いでは、いかにしてターゲットとなる […]
癖の強いサブジャンル
立命館大学に在学していた四半世紀前、天下一品の京都市内にある店舗を全て回っていた。元々、豚骨白湯系スープのラーメンが好きで、家で「うまかっちゃん」を作る時にはスープを濃くするため、お湯をわざと少な目にしていたくらいだった […]
繁忙期と閑散期
大学卒業後、正社員のプログラマーとして丸十年、働いていた。が、東京に異動してからは徹夜・終電・休日出勤が常態化して、限界を感じて退職した。その後は現在に至るまで約十年、非正規雇用で様々な仕事を転々としてきた。そして、正規 […]
ふたつの震災
東日本大震災から、丸十年経った。とはいえ、関西の実家暮しだった大学生の時に阪神大震災を経験したのに対し、東日本大震災では、そもそも震災当日は日本にいなかった。 阪神大震災では、部屋の本棚が全部倒れて下敷きになりかけた。就 […]
日本人にとっての語学
学校における情報教育の一環として、プログラミング教育が必修化されることになったが、これについては悲観的な見方をしている。一応、プログラマーとして丸十年働いていたこともあるけれど。 悲観的な見方をする理由は、そもそも日本に […]
人とゲームは見た目が9割
「エポッククラシックス小論」の続きみたいになってしまうが、エポッククラシックスの功罪の罪として、アートワークの問題についても触れておきたい。 エポッククラシックスは、同時期に販売されていたバンダイifシリーズやツクダホビ […]
エポッククラシックス小論
卓上ウォーゲームとの出会いが小学2年生だった1982年で、夏休みに母方の実家である旭川へ帰省する途中、札幌に住む叔父の家へ寄った時に、叔父が持っていたエポック社のワールドウォーゲームシリーズ第7作「ドイツ戦車軍団」を譲っ […]
ライトノベルは何がどう軽いのか
ライトノベル、という言葉が人口に膾炙して久しい。元々は1990年代初頭のインターネット普及直前にパソコン通信サービス大手だったニフティサーブで、会議室の名称として誕生した言葉なので、使われ始めてから既に約30年が経ってい […]
騏驎も老いては駑馬にも劣る
2018年11月3日の昼過ぎ、学園祭真っ最中の日本大学神田三崎町キャンパスへ向った。目的は日大戦史研主催の高梨俊一講演会「歴史ゲームを通して歴史を見る」。 四半世紀前、まだ関西の実家暮しだった学生時代、「シミュレイター」 […]
記憶から記録へ
先週の続き。卓上ウォーゲームのルールは「戦場や軍事組織の原理原則」という、ゲームの外側に存在していて、なおかつ一般的ではないコンテクストに強く依存している、というのが先週のまとめだったけど、歴史上実際にあった戦いを題材に […]
一発ギャグとパロディ
タイトルだけ見てお笑いの話だと思って脊髄反射でアクセスしてきた奴、後半は卓上ウォーゲームの話になるし、そっちの方が本題だから前半読んだら回れ右して失せろ。 笑いは国境を越える、と、しばしば言われたりするけれど、実際はその […]
早く行きたければ、一人で行け。
こんなことわざが、アフリカにはある。 If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together. (早く行きたければ、一人で行け。遠くまで行 […]
チープとプレミアム
近代に入って以降、日本の産業は基本的に「チープ戦略」だった。欧米の製品よりも品質は低いけれど価格は安いものを作ることで、内需を満たし、外貨を稼いできた。そもそも、欧米よりも技術力が低かったのだから、そうせざるを得なかった […]
アジアの断絶
とりあえず、冒頭に「War-Gamers Advent Calendar 2020」へのリンクを張っておく。 人生最初の海外旅行が、よりによって、これだった。加えて、大阪と北海道のハーフとして生れ育ち、冷戦末期の1980 […]
ソリューションとクソリューション
先週の続き。なにがしかの問題を解決する策をソリューションと言うが、日本ではソリューションとは名ばかりの、「頑張りましょう」「気を付けましょう」と言うだけのクソリューションが横行している。これもまた、日本人の貧乏臭さが関係 […]