カテゴリー: 言いたい放題
積木ウォーゲームくずし
1990年代後半から2000年代前半にかけて、個人向けの様々なホームページ運営サービス華やかなりし頃、少なからぬ日本人ウォーゲーマーもまた、HTML直打ちでウォーゲームに特化した内容の個人ホームページを開設・運営していた […]
ザ・コンプリート・ウォーゲームズ・ハンドブック・第二版
とりあえず、冒頭に「War-Gamers Advent Calendar 2021」へのリンクを張っておく。 今から約40年前の1980年、アメリカ・ニューヨークの出版社、William Morrow and Compa […]
宴の後で
昭和49年に生れた時点で、オリンピックから10年経っていた。万博も、4年前に開催済みだった。オイルショックで高度経済成長も幕を下ろしていた。宴は、終っていた。 高校在学中にバブルが崩壊し、大学卒業時には就職氷河期だった。 […]
EV推進の目的
2010年の夏から秋にかけて、一人旅で上海や武漢や北京を回っていた時、路地をぶらぶら歩いていると、後ろからスクーターが音も無くスーッと追い越してゆくことが何度かあった。てっきりエンジンを切って惰性で走っている、と最初は思 […]
ウェブは典拠たり得るか
大学職員の間で、URLを知らない新入生が増えている、という話が話題になっている。また、SNSでの投稿でURLを入力してリンクを張るのではなくスクショを貼り付ける若者が増えている、という話も話題になっている。そして、こうし […]
可処分時間と関心経済
21世紀に入ってから、エンタメのコンテンツは多チャンネル化・多種多様化が加速し、それによってコンテンツの提供者間における「可処分時間」の奪い合いも激化している。そして、可処分時間の奪い合いでは、いかにしてターゲットとなる […]
癖の強いサブジャンル
立命館大学に在学していた四半世紀前、天下一品の京都市内にある店舗を全て回っていた。元々、豚骨白湯系スープのラーメンが好きで、家で「うまかっちゃん」を作る時にはスープを濃くするため、お湯をわざと少な目にしていたくらいだった […]
繁忙期と閑散期
大学卒業後、正社員のプログラマーとして丸十年、働いていた。が、東京に異動してからは徹夜・終電・休日出勤が常態化して、限界を感じて退職した。その後は現在に至るまで約十年、非正規雇用で様々な仕事を転々としてきた。そして、正規 […]
ふたつの震災
東日本大震災から、丸十年経った。とはいえ、関西の実家暮しだった大学生の時に阪神大震災を経験したのに対し、東日本大震災では、そもそも震災当日は日本にいなかった。 阪神大震災では、部屋の本棚が全部倒れて下敷きになりかけた。就 […]
日本人にとっての語学
学校における情報教育の一環として、プログラミング教育が必修化されることになったが、これについては悲観的な見方をしている。一応、プログラマーとして丸十年働いていたこともあるけれど。 悲観的な見方をする理由は、そもそも日本に […]
人とゲームは見た目が9割
「エポッククラシックス小論」の続きみたいになってしまうが、エポッククラシックスの功罪の罪として、アートワークの問題についても触れておきたい。 エポッククラシックスは、同時期に販売されていたバンダイifシリーズやツクダホビ […]
エポッククラシックス小論
卓上ウォーゲームとの出会いが小学2年生だった1982年で、夏休みに母方の実家である旭川へ帰省する途中、札幌に住む叔父の家へ寄った時に、叔父が持っていたエポック社のワールドウォーゲームシリーズ第7作「ドイツ戦車軍団」を譲っ […]
ライトノベルは何がどう軽いのか
ライトノベル、という言葉が人口に膾炙して久しい。元々は1990年代初頭のインターネット普及直前にパソコン通信サービス大手だったニフティサーブで、会議室の名称として誕生した言葉なので、使われ始めてから既に約30年が経ってい […]
騏驎も老いては駑馬にも劣る
2018年11月3日の昼過ぎ、学園祭真っ最中の日本大学神田三崎町キャンパスへ向った。目的は日大戦史研主催の高梨俊一講演会「歴史ゲームを通して歴史を見る」。 四半世紀前、まだ関西の実家暮しだった学生時代、「シミュレイター」 […]
記憶から記録へ
先週の続き。卓上ウォーゲームのルールは「戦場や軍事組織の原理原則」という、ゲームの外側に存在していて、なおかつ一般的ではないコンテクストに強く依存している、というのが先週のまとめだったけど、歴史上実際にあった戦いを題材に […]