旅日記：上海

2010年8月19日
晴天の下、新鑑真号は長江の河口から黄浦江へと入る。
上海は今回が3回目だけれど、往時の船旅を追体験するべく、今回初めて飛行機ではなくフェリーで渡航。しかも最も安い雑魚寝の二等室。一昨日神戸港を発ってから瀬戸内海と関門海峡を経て昨日の昼に五島列島沖を通過するまでは快適な船旅だったけど、東支那海に入ってから揺れてきたのに加えて、運賃が定食代込みなのでついつい暴飲暴食してしまって下痢気味になり、寝不足。揺れ出してから船員があらゆるドアノブに吊していった緊急用のゲロ袋の世話にはならなかったけど。

上海港国際客運中心に到着、下船。構内バスで入国審査場へ移動。
入国審査を経てスーツケースを受け取り、客運中心を出てバス停を探す。空港に比べると利用者が少ないからか、客運中心そのものにはバス乗り場が設けられていない。
東大名路でバス乗車、静安寺で下車。前回（2005年）来た時に上海公共交通カードを手に入れているけれど、基本的に交通系ICカードは2年間未使用だと再アクティベートしなければ使えない筈なので現金払い。
地下鉄の静安寺站へ行き、窓口で上海公共交通カードを再アクティベート。
地下鉄2号線に乗車、江蘇路站で11号線に乗り換え、曹楊路站で下車。上海最大のユースホステル、万里路国際青年酒店にチェックイン。
共用シャワールームで汗を流し、ドミトリーでMacBookを無線LANに接続。
カメラだけ持って外出、曹楊路站で地下鉄3号線に乗車、中山公園站でどうにも腹が減り、乗り換え通路の途中で見つけた銀菓子西餅屋で葡式蛋撻（ポルトガル式エッグタルト）を4つ購入。
2号線に乗り換え、南京東路站に到着。プラットフォームのベンチに座って葡式蛋撻を一気食い。
地上に出て河南中路から書店街の福州路に入り、上海最大の書店、上海書城へ。
まずは2階の軍事書コーナーへ。台湾で軍事書とウォーゲーム雑誌「戰棋」を出版している知兵堂出版社の本が簡体字版で書架に並んでる。人民解放軍出身の楊南征が解放軍出版社から刊行したウォーゲーム解説書「虚擬演兵」を検索機で探すが品切れ。
次は7階のマンガコーナーへ。マンガそのものよりもマンガの描き方入門の本がやたらと多い。
1階に戻り、上海万博の日本語版公式ガイドを購入。
バス乗車、人民広場で下車。人民広場発着のバスは結構多いので曹楊路行きのバスを探すが、見つからない。
バス乗車、鎮坪路站前で下車。地下鉄3号線に乗車、曹楊路站で下車。駅前の全家（ファミマ）で豆漿と黒椒猪排飯団（黒胡椒とんかつおにぎり）をイートイン。
ユースホステル帰還、カウンターでコーラを買ってロビーで飲みながらMacBookを無線LANに接続。