旅日記:ナイアガラ→ピッツバーグ

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2009年7月6日
早めにチェックアウト。ニューヨーク州バッファロー発ペンシルバニア州ピッツバーグ行きのグレイハウンドに、10時20分までに乗らなければならない。
歩いてVIAの駅前に着き、自販機でコーラを買って飲みながら、ここから先はタクシーを使おうかと思った矢先、レインボーブリッジに行くバスが到着。渡りに船と乗車。
レインボーブリッジ前で下車。無人のゲートを通って橋を渡る。ふと滝の方を見ると、虹が見える。文字通りのレインボーブリッジ。
アメリカに再入国。ティフアナの時と同様、入国審査官に色々と訊かれる。
無事に通過。周辺は何故かインド・パキスタン料理店が多い。
しかし、バッファロー行きのバス停が見つからない。USドルの現金がほとんど残っていないのでATMで引き出したいのだが、それも無い。グルグルと歩き回るが全くダメ。
あせり始めた時、目の前に古ぼけたタクシーが止り、どこへ行くのかと小柄で褐色、禿頭の運転手が訊いてくる。
仕方なく、タクシーに乗る。バッファローでグレイハウンドに乗るのだが、手持ちのUSドルが無いのでATMに寄らなければならないと言うと、問題なし、とのこと。
どこから来たか、と訊くので、日本、と答える。運転手はインド出身だった。どうやらこのあたりはインド系が多いらしい。スシは食うのかと訊くので、ワサビが苦手だからあまり食べないと答える。
タクシーはハイウェイを猛スピードでぶっ飛ばし、グランドアイランドを越える。メーターもうなぎ上り。よくよく見てみると、フロントグラスが汚れまくっている。オヤジ、洗えよ。
バッファローのディーポに到着。じゃあATMを、と思ってドアを開けようとすると、開かない。運転手が降りて外から開ける。よくよく見てみると、鍵が壊れていて内側からは開かないようになっている。おいおい。
ディーポのATMで現金を引き出すが、60ドルしか引き出せず、それ以上反応しなくなる。運賃は80ドルを超えていたので、これでは足りない。
タクシーに戻り、ATMが壊れた、と言うと、問題なし、と、近くのHSBCへ。ようやくタクシー代を払う。
ディーポでピッツバーグ行きのチケットを購入。売店でコーラとアップルパイを買って朝食。
バスに乗車。今まで乗ってきたグレイハウンドで一番ゴージャス。シートベルトが付いているし、無線LANまである。
iPhoneのWiFi接続を楽しみつつ、快適な乗り心地でペンシルバニア州に入り、エリーのバス停で乗り換えのため、一旦下車。待合室で「ぶらりゲーマー亞米利加を行く」の原稿書きの続き。
乗り換えのバスが来たので乗車。今度は、いつもの乗り心地のやつ。
メープルシロップキャラメルを立て続けにほおばる。ウィリアム・ペンの森、という州名の由来の通り、あたりは森ばっかり。
エリー湖の湖岸では平坦な地形が続いていたのだが、南に行くにつれ、徐々に起伏が激しくなり、しまいには絶叫マシンのようなアップダウンを繰り返し、ぐねぐねと蛇行する。
と、いきなり、目の前にピッツバーグの摩天楼が姿を現す。ここだけ、スリーリバースに囲まれた平地になっていて、そこに高層ビルが密集していることがよくわかる。白昼夢のような光景。
ターミナルに到着。ダウンタウンの中心部で、リニューアルされて間も無い。売店でブルーベリーマフィンとソーセージエッグベーグルとコーラを買って昼食。
オークランド行きの市バスを探すが、なかなかバス停が見つからない。道路が碁盤の目になっていないので迷う。
何とかバス停に着き、オークランドへ。
ホテルにチェックイン。
部屋のADSLモデムから延びているケーブルをMacBookに挿すが、何故かネットに繫がらない。内線電話でフロントに訊いてみるが、ネットの会社に訊いてくれとの返事。
フリーダイヤルだが、英語で遣り取りできるか不安を覚えつつ、覚悟を決めて電話。
色々と質問に答えている内に、ADSLモデムからアナログケーブルが抜けているのを発見、挿して解決。電話が別回線でADSLモデム経由ではなかったのに気付かず、てっきり繫がっていると思っていた。
日が暮れて、ピッツバーグ大学とカーネギー・メロン大学に挟まれた学生街のプリマンティブラザーズへ。サンドイッチをイートイン。ここの流儀に倣い、挟まれているフライドポテトを一本一本引き抜いて食べてから、サンドイッチにかぶりつく。
学生街をぶらぶら歩く。中華料理店が結構ある。ホテルに帰還。

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