2010年6月10日
少し喉に違和感を覚える。
チェックアウト、歩いて沿岸旅客ターミナルへ。
窓口で延坪島行きの切符を買い、食堂でジャージャー麵を食う。口直しに売店でデルモンテのマンゴージュースを買って飲む。
乗船、出航。船内の売店でロッテのワールドコーンを買って食う。
小延坪島を経由して大延坪島に到着。
切符売場で明日の発着時刻を確認。今日の仁川行きは1時間後に出航で、1時間以内に記念碑を全部撮影できる自信は無いので島内での1泊確定。
大延坪島の港は元々は堂島という小島で、現在は大延坪島と連陸橋で繋がっている。連陸橋の方へ歩くと第1延坪海戦戦勝碑を発見、撮影。
連陸橋を渡って大延坪島に入り、海辺の道を往復。
西海荘旅館にチェックイン。応対したのは主人の奥様。主人は漁師兼業でこの時間はまだ海の上。旅館の軒先の生簀では釣果が泳いでる。
外に出て周辺を散策していると六勇士忠魂塔を発見、撮影。すぐそばの草地では近所のアジュンマ達がピクニック。
これで、延坪島で予定していたミッションが終了してしまった。到着してから1時間以内では済まなかったが、2時間かからなかった。
引き続き、延坪面事務所周辺をぶらつき、よろず屋でヘテのクランチキングコーンを買って食い、第一食堂で冷麵を食う。
食後、海辺の見晴し台で涼む。日向だと日差しがきついが、日陰だと風が冷たい。旅館に帰還。
ネット環境は無いし、近くにPC房も見当らなかったので、ネットに繋がるのは明日仁川に戻ってから。とりあえず、撮った写真をMacBookに転送。
部屋でゴロゴロしていると夕方、iPhoneに電話が入る。画面に表示されているのは見知らぬ番号。電話に出ると、相手は日本語で喋っているが、妙にカン高い声で、今どこにいるのか尋ねてくる。
入管だった。
仁川での乗船時、切符には韓国の住民登録番号か旅券の番号と電話番号を記入する欄があるので、正直に記入して係員に渡したのだが、そこから電話をかけてきたらしい。どうやら、北朝鮮に近い上、観光地でもない島に外国人が一人でノコノコやって来たので、スパイではないかと疑っている模様。
程無くして旅館に入国管理官が二人組で来訪。撮った写真を見せ、目的を正直に喋ると引き揚げていった。あー、びっくりした。
旅館の主人が漁から戻ってきたので夕飯。刺身まぜご飯を一緒に食う。
食後、主人と奥様、そして主人の弟とくつろいでいると、何やら玄関口あたりが騒がしい。
今度は海兵隊が来た。しかも5、6人。こりゃマジだ……
迷彩服の海兵隊員ばかりの中で、一人だけ短パンに真っ赤なTシャツという場違いな格好のが混ざっていたのだが、訓練後に休んでいた所、お前日本に留学していて日本語わかるんだから来い、と通訳に駆り出されたとのこと。悪いことしたなぁ。
ネット環境があればサイトのコンテンツを見せられるのだが、仕方無いのでMacBookのiPhotoを開き、今迄に各地で撮りまくった記念碑やら記念館やらの写真を見せまくり、必死で説明。
遣り取りする内、件の通訳係が留学していた大学というのが、よりによって立命館だったことが判明(滋賀のびわこ・くさつキャンパスから大分の立命館アジア太平洋大学に移って、3回生の時に兵役に就くため休学)。
いや〜、俺は京都の衣笠キャンパスで文学部だったんだよ、と言うと、自分も先輩と二人で九州一周ドライブしてました、などと言い出す。何なんだこの展開は。
結局、どうやら本当にただの変なミリオタらしい、ということで尋問タイム終了。
海兵隊の引き上げ後、旅館の主人とその弟と雑談。明日の朝、車で島内を案内してもらうことに。
変な汗かいたのでシャワーを浴びる。