2009年6月2日
7時半(ハワイ時間)にホノルル国際空港に到着。予定より30分早かったので、入国審査官が配置に就くまで少々待ってターミナルへ。しかし、野郎一人でハワイというのが怪しまれるらしく、税関で周りの家族連れやらカップルやらが次々と無審査で通り過ぎる中、ごっついグロックを腰から下げたおっちゃんに呼び止められ、10分近く荷物を洗いざらい調べられ、英語で質問される。
空港の外は思っていたよりもこぢんまりとしている。で、アメリカの第一印象、「デブがデカい車に乗っている」。日本車も走ってはいるけれども、ブボボボボー、という日本ではありえない排気音のピックアップトラックが普通に走っている。
シャトルバスでワイキキのホテルに移動。しかし、チェックインは15時からなので、とりあえずスーツケースだけ預ってもらう。
さて、これからチェックインまでどうするべぇ、と、しばし考えて、ベタな選択だけど、バスでアラモアナセンターへ。フードコートのアラモアナ・ポイ・ボウルでポイ・ボウル・コンボをイートイン。デカい。ポイ(タロイモのペースト)の味は……ビミョー。ロミサーモン(塩鮭のトマトあえ)は、サーモンマリネみたいなものかと思ったのだが、塩味がきつい。春雨はスプーンやフォークではすくいにくい。ラウラウ(タロの葉で包んだ豚肉の蒸し焼き)とハッシュドビーフは、まぁいける。デザートのハウピア(コーンスターチで固めたココナッツミルク)は……ビミョー。Sサイズのコーラを付けたのだが、大きさは日本でのMサイズに相当する。
腹一杯で動く気になれず、しばらくiPhoneでWiFi通信を試してみるが、昼過ぎで人が増えてきたので重い腰を上げ、バーンズ&ノーブルへ。雑誌コーナーでゲーム付きではない「Strategy & Tactics」を発見。
米国版少年ジャンプやら「OTAKU USA」誌やらを立ち読み。ボードゲームとかも売っているのだが、流石にウォーゲームは無い。美術書の棚でベトナムのプロパガンダポスターの画集を発見。歴史書の棚で朝鮮戦争関連を物色するが、WW2やナム戦に比べれば少ない。ハルバースタムの遺作「The Coldest Winter」を手に取ってみる。分厚い。マンガの棚もあるのだが、「Graphic Novel」と「Manga」(英訳された日本マンガ)に分れている。辰巳ヨシヒロの分厚い作品集があって、改めて欧米での評価の高さをうかがわせる。「よつばと!」を探してみるが、無い。新宿サザンテラスの紀伊國屋にはあったんだけれど。「ケロロ軍曹」が「Sgt. Frog」と訳されていて、ちょっと可笑しい。「涼宮ハルヒの憂鬱」(ツガノガク作画のマンガ版の方)をちょっと立ち読み。韓国ではマンガだけでなくラノベも結構翻訳されているのだけれど、アメリカではどうなんだろう。
15時を過ぎたのだが、喉が渇いたので再びフードコートへ。今度はジャンバ・ジュースでメガマンゴーを注文。デカい。
バーンズ&ノーブルの隣の、市役所の出張所でバス・パス(市バスの1ヶ月乗り放題チケット)を購入してバスに乗り、ホテルへ。しかし、飛行機であまり眠れなかった上、日本時間では朝方になるので、猛烈な睡魔に襲われ、寝過す。動物園前で降りて逆方向のバスに乗り、ようやくホテルに到着。
チェックインして6階の客室に入り、シャワーを浴びてからネット環境を確認。無線LANはダメだけれども、有線は速度が遅いものの、使える。ビーチからはちょっと離れていて、しかも低層階なので海も山も見えないけれども、ホテルは寝床と割り切っているし、市街地の景色もそれはそれでいいし、近くにバス停が多いので、これでいい。
ホテル内のABCストアで夕飯を購入。あまり空腹ではないのでダイエットコークとオニオンガーリック味のマカダミアナッツ、そしてスパムむすび。スパムむすびは現物を見るまで、握り寿司の卵がスパムになったようなものを想像していたのだが、米の量がずっと多い。マカダミアナッツはチョコでコーティングしたものとか塩味のものしか食べたことがなかったが、このオニオンガーリック味はいい。