旅日記:シカゴ

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2009年6月22日
1階で無料の朝食。ドーナツとコーヒー。
ホテルの周辺を散策。映画館があって「Departures(おくりびと)」が上映されている。
昨日の曇天模様とはうって変わってギラギラと太陽が照り付ける。なるべく日陰になっている所を歩いてディバーシー駅へ。ブラウンラインに乗ってダウンタウンのランドルフ駅で下車。シカゴ・カルチュラルセンター内の観光案内所で地図を物色。
CTAのビジターパスの自販機があり、「No Change」と書かれている。意味がわからないまま20ドル紙幣を入れ、3日間乗り放題で14ドルのビジターパスを購入。
おつりが出てこない。
そういう意味だった。
ステートストリートとマディソンストリートが交差する0番地を回ってシカゴ川へ。跳ね橋が1つ上がっている(シカゴ川にかかっている橋は全て跳ね橋)。

炎天下、マリーナシティやトランプタワー、リグレービルの足下をふらふら歩き回って観光クルーズ乗り場へ。
チケットを買って船に乗る。橋の上から見た他の船と比べて、割と小さめで、ブリッジを境に前方が屋根無し、後方が屋根あり。見晴しがいいので全員前方の席に座る。
いいかげん喉が渇いてきているのだが、船内には売店も自販機も無く、このまま1時間半も飲み物なしでいるのはたまらないので、一旦船を下りて河岸の売店でダイエットコークを買って再び乗船。
出発。まずはシカゴ川を遡り、運河に入ってシアーズタワーの近くで折り返し、河口の水門まで。この間約30分、ガイドがノンストップで周辺の有名な高層建築に関して喋り続ける。達者な話芸。
シカゴ川とミシガン湖では水位が異なるので、パナマ運河のように複数の水門を使って通過する。この頃になると灼熱に耐えきれなくなった人が徐々に後方に移動する。つられて後方へ。
水門を通過してミシガン湖へ。対岸は見えない。あちこちでヨットが帆走していて、見た目は海そのもの。
あまり湖の奥へは進まず、すぐ沖合を快速で進む。摩天楼が絶景。
再び水門を経由して元の乗り場で下船。ベタな観光だが良かった。
丁度腹が減ってきたので次は昼食。ハバードストリートを西へ進む。妙に人通りが少ないと思ったら、「Adult Books」とか「Adult Videos」といった看板があちこちに。成程。
それでは、アメリカンポルノの実態や如何に、と思ったが、寄り道はせず、シカゴ名物ディープ・ディッシュ・ピザの有名店、ル・マルナーティ・ピッツェリアへ。
どれくらいの分量なのか不安だったので、サイドも飲み物もたのまず、6インチを注文。注文を受けてから焼くのと、名前の通り分厚くて(生地が深皿のようになっていて、そこに具がたっぷり入る)、焼き上るのに40分程かかるので、その間、地図を見ながら他に見るべき名所を調査。
出てきた6インチは、それほど大きくない。これなら次回はサイドや飲み物を頼んでも大丈夫。完食。
近くのマーチャンダイズマート駅からブラウンラインでディバーシー駅へ。今度はビジターパスがあるので76番バスでホテルへ。
今夜こそはとハイ・エンへ。メニューを見ると、意外なことに、フォー・ボー(牛肉のフォー)が無い。何故かフォー・ガー(鶏肉のフォー)はあったので注文。フォーといったら牛肉の筈だし、シカゴは旨い牛肉を手に入れやすい筈なのに、何故フォー・ボーが無いのか、釈然としない。ここもどうやら純然たるベトナム系ではなく華僑系らしい上、ウェイター同士はスペイン語で会話している。
腹は満ちたが、気分はいささか満ち足りないまま、ホテルへ戻る。

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