旅日記:サンディエゴ⇔ティフアナ

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2009年6月14日
チェックアウトしてスーツケースをゴロゴロ引っ張り、駅前のアメリカプラザで路面電車のブルーラインに乗車。今日は日帰りでメキシコのティフアナへ。
ペトコパークや太平洋艦隊の艦船のマストを眺めながら、1時間ほどしてメキシコ国境近くの終点に到着。
国境のゲート前で車道を越える陸橋を渡る途中、何の気無しに周囲を撮影していると、「No photo!」と、警備の姉さんに捕まる。うかつだった。
平謝りしてカメラをケースに収め、陸橋を渡る。と、何やら下の方で、不法入国して捕まったらしい一団が次々とバスから出てきて壁に向って並んで手を付いている。じーっと見ていると、先刻の警備の姉さんが「No stop!」すみません。
遊園地の出入口とかによくある、回転式で逆戻りできないゲートをガラガラと押して国境を越え、ティフアナへ。アメリカ→メキシコの場合は出入国審査は一切なし。よくよく考えると、陸路で国境を越えるのは初めて。
歩いてセントロへ行くつもりだったのだが、車道しか見当らず、やむなくタクシーに乗る。
すぐにセントロに到着。ぐるーっと歩き回る。京都の新京極とか沖縄の国際通りみたいな感じ。あくまでも観光客向けの街なのだが、ちょっとばかりメキシコを体験するのには、これでいい。多分、普段はもっと人が多いのだろうが、やはりインフルエンザの影響で閑古鳥が鳴いている。

ロス・パンチョスでタコス(牛肉と豚肉)とフランとコーラで食事。タコスのトルティヤは揚げてないし、豆が入っている。これがテックスメックスではないメキシコ料理か。
16時にはアムトラックの夜行でサンフランシスコに移動するつもりだったので、そそくさとアメリカに戻ることにする。帰りは徒歩でゲートへの道が見つかった。
メキシコ→アメリカは、アメリカの入国審査が厳しいので、自動車は大渋滞。で、列をなしている車にメキシコ人が群がり、土産物売りに精を出している。
くーるまーでくーるやーつぁ、ごくろーさーん!(←「無責任一代男」のメロディーで)と、入国審査場へ。こっちも列をなしているけれども、車よりは遥かにマシ。
パスポートを見せ、スーツケースをX線にかけて、入国審査は終了。ブルーラインでアメリカプラザへ戻る。
アムトラックの窓口へ。しかし、厳密には鉄道はサンフランシスコまでは行かず、東隣のエメリビルまでで、そこからサンフランシスコまではバスに乗ることになるので、エメリビルを経由してサンフランシスコまで、と、黒人の若い女の係員に告げると、それなら16時ではなく、22時発のバスでベーカーズフィールドまで行き、そこから鉄道でエメリビルまで行き、エメリビルから再びバスでサンフランシスコまで行くことになる、と言われる。あれ?と思いつつ、切符を買う。
図らずもGMTの所在地に寄ることになったけど、大幅に時間が余っちまったなー、と思いつつ、それまでスーツケースを預けて貰えないかと、手荷物預りの窓口で白人のおばさんの係員に切符を見せて尋ねてみると、もっと早くサンフランシスコに行きたいんじゃないの?と訊かれる。
それはそうだけれども、16時のは無い、って言われたし、と答えると、何やら白人のおじさんの係員とゴニョゴニョ。
改めておじさんから説明を受ける。16時の列車はエメリビル直行ではなくなったので、サンタバーバラで降りて、そこからバスでエメリビルを経由せずにサンフランシスコまで行く、ということらしい。改めて切符取り直し。
予定通りのスケジュールになったので、あまり時間が無い。急いで港に行き、ミッドウェイの遠景と軽巡サンディエゴの記念碑を撮影。
DSCN0670m.jpgDSCN0673m.jpgDSCN0675m.jpgDSCN0676m.jpg


駅に戻り、売店でマンゴースムージーを買って一気に飲み込む。
16時の列車に乗車。
サンディエゴは、ウォーゲーマー的に実にいい街だった。今度また西海岸を旅することがあったら、ロサンゼルスではなくサンディエゴを拠点にしよう。
列車は夕暮れのロサンゼルスに到着。更に北へと進み、日がとっぷりと暮れてからサンタバーバラに到着、バスに乗り換え。グレイハウンドと違ってシートベルトがある。しかし、夜行バスって学生時代以来だな。

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