legal alien blog

  • 需要と供給

    需要と供給はニワトリと玉子の関係のようなもので、どちらが先とは言い難い。現物を実際に見てから初めてそれが欲しくなることは、いくらでもある。加えて、人は同じ物をずっと求め続けるとは限らず、急に飽きることもある。 自由主義の […]

  • 資本の引力

    あらゆる物体は引力を持ち、質量の大きな物体ほど強い引力を持つ……というのが万有引力の法則だが、資本もまた、ある種の引力を持つと言えるだろう。 何らかの商売をするにあたっては、元手が大きいほど、沢山作れる、沢山仕入れられる […]

  • 帝國陸軍の対ソビエト両面感情

    20世紀に世界で最も大きな影響を与えた思想であるマルクス主義、そして20世紀に世界で最も大きな影響を与えた革命であるロシア十月革命は、もちろん日本にも大きな影響を与えた。その中でも最も大きく影響を受けたのは、1960年代 […]

  • レーニンの前倒し革命

    20世紀に世界で最も大きな影響を与えた革命は、間違いなくレーニンによるロシア十月革命だろう。が、それはマルクスが予測したような、人類が有産階級と無産階級とに二極分化したことによって起きたものではなかった。そうした二極分化 […]

  • マルクスの黙示録

    20世紀に世界で最も大きな影響を与えた思想は、間違いなくマルクス主義だろう。が、マルクス主義とは何だったのか、という問いには、いまだ明確な答えが出ているとは言い難い。その原因としては、マルクス主義が大きくふたつのパートに […]

  • 亜州卓上戦棋定点観測:2020年9月

    The Hong Kong Society of Wargamers公式掲示板の画像付きスレッド等(9月19日に予定していた定例会は新型コロナウイルス感染症対策のため中止) Legend of the Condor He […]

  • 艦と艇

    軍事組織が保有して使う船舶の類を「艦艇」と言うが、海上自衛隊では排水量が1000トンを超えるものを「艦」、1000トンを超えないものを「艇」と呼ぶ。英語でも、例えば「戦艦」は「battleship」だが、「魚雷艇」は「m […]

  • 政治の自由と経済の自由と

    年明け早々、3ヶ月もかけて「支那の見方」を長々と書いてみたのは、現在の支那について的外れな言説が横行していると思ったがゆえだったが、そもそも、現在の支那について的外れな言説が横行している原因としては、冷戦時代の政治経済観 […]

  • 主題と主体

    日本人の英語力は今や支那人や朝鮮人にも劣る、といった言説がしばしば散見されるが、ネットで実際に支那人や朝鮮人による英文にしばしば接しているので、こうした言説には全く首肯できない。支那人や朝鮮人の英語も大概にド下手糞だ。 […]

  • コミケはどれだけ知られているか

    2020年はコミックマーケットが夏・冬いずれも開催が中止になったことは一般のメディアでも報じられているが、それも含めて近年、一般のメディアにおいてコミケ関連のニュースやドキュメンタリーが増えてきている。こうしたことから、 […]

  • 亜州卓上戦棋定点観測:2020年8月

    香港のオンライン雑誌「*CUP」の記事から 鄭立:逆統戰 —— 反華勢力以滲透對抗中國的遊戲? 鄭立:把「逆統戰」弄成教育遊戲吧? 台湾でクラウドファンディングが始ったボードゲーム「逆統戰」について   ブログ […]

  • 日本人とユダヤ人と日本沈没

    小松左京の長編SF小説「日本沈没」は1973年3月に書き下ろしで出版されると、年末までに上下巻合せて300万部を超えるベストセラーになり、加えて翌年にかけて映画化・テレビドラマ化もされて、それら映像化作品も好評を博し、日 […]

  • 終戦の詔勅について・その3

    先週の続きで、終戦の詔勅において、ソ連対日参戦が日本に対する決定打だったということを隠蔽して原爆投下が日本に対する決定打だったかのごとく仕立て上げなければならなかった理由は……という話の前に、欧州戦線におけるドイツ軍の降 […]

  • 終戦の詔勅について・その2

    先週の続きで、終戦の詔勅の不自然な箇所とは……という話の前に、まず、ポツダム宣言に対する日本の対応の経緯を振り返ってみる。 ポツダム宣言(正式な名称は「Proclamation Defining Terms for Ja […]

  • 終戦の詔勅について・その1

    第二次世界大戦で日本は原爆を投下されたことによって無条件降伏の受け入れを決め、それによって本土決戦は避けられ、戦争終結が早まった、という主張が日本以外の外国で出てきて、それに対して日本人が抗議する、という展開がしばしば起 […]